Interview -小野寺 美登 一戸町 町長-
任意団体「縄文OneThird」は、2022年4月に立ち上がりました。
2021年7月に一戸町の御所野遺跡が「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産のひとつとして世界文化遺産に登録され、それを契機に縄文文化と町を盛り上げ活性化したい、特にも魅力あるお土産品や御所野縄文公園を活かしたコンテンツを作りたいと、町内の事業者を中心として立ち上がりました。事業を継続的に進めるためには地域の枠を超え、町外の事業者もメンバーとして活動をしてきております。そのような任意団体「縄文OneThird」について、一戸町の立場から見て地域にどのように貢献できるのか、一戸町小野寺美登町長に直接伺いました。
本日はお時間をいただき、ありがとうございます。 2022年度に発足した任意団体「縄文OneThird」の活動についてのご感想からお伺いできればと思います。
町長:梅垣さんを中心に発足された「縄文OneThird」の活動を大変好ましく思っています。このように民間から一戸町、縄文について取り上げていただくのは本当に素晴らしいことです。今まで一戸町内で民間の方が主導権をとってやっていただいたことはあまりなかったことなので、大変ありがたく思っています。
これからもどんどん色んな活動をしていただき、それを役場が後押しできればと思っています。2022年度実施されたイベント「縄文キャンプ」「縄文レストラン」も好評だったので今後も引き続き継続して活動していって欲しいし、役場としてもフォローしていきたいです。
縄文OneThirdは今年度様々なイベントを行いましたが、その中でも「縄文レストラン」のご感想をいただけますか
町長:東京から有名なレストランのシェフを呼んでいただくなど、行政だけではできない取り組みだったと改めて思います。急な予定があり私は参加できず残念でしたが、参加した副町長からも高評価を聞いています。今後も継続して頂けたらと思います。
梅垣:「縄文レストラン」を高く評価いただき、本当にありがとうございます。レストランなどに協力していただいた職員さんも評判が良かったです。
町長:ありがとうございます。職員の良さを町民から認めてもらえるように、地区担当制ももっと活発にしていきたい。
一戸町としては世界遺産を初めとして様々な観光資源を活用して町を盛り上げようとされていますが、民間はそれらの活動を脇から見ているだけのような雰囲気がこれまでありました。ひるがえってこれからは民間からも一戸町を積極的に発信していく、役場が伴走サポートしていく、そういった方向で取り組んでいきたいのですが、いかがでしょうか。
町長:役場主導だけだと町民の考えを汲み取りにくいが、民間の団体が接点となることで町内外の方の意見を聞くことが出来ました。その点で非常にありがたい。「縄文OneThird」の方々から職員に対しても刺激を与えていただいて感謝している。これをきっかけに関係人口も増やしていきたい。
これまで「縄文」というキーワードを元にアクションしてきましたが、今後の一戸町の街づくりや観光の方向性についてお聞かせください。
町長:今後も世界遺産(御所野縄文遺跡)を中心のコンテンツとしてアクションしていきたいが、町にはそれだけではなく奥中山高原の温泉やスキー場もある。これらの観光地をセットにして町に長く滞在してもらいたい。そのためのアクションを観光協会と民間が一緒に協力関係を築き取り組んでいきたい。
梅垣:片方だけでは車輪は回らない。観光協会と民間とで、うまく両輪が回るような形にしていきたいですね。
町長:そうですね。そしてその両輪を回すのは50歳以下のこれからの人に関わって欲しい。さらに梅垣さんには「縄文OneThird」以外にも、子供たちの活動も応援してもらっている。スポーツや文化活動でも応援することで子供が笑顔で元気になる。コンサートの開催も良かった。町外にはなかなか出られない人も街中であれば見にいくことができる。こういった活動も継続して欲しい。
梅垣:ありがとうございます。昨年度は「縄文キャンプ」「縄文レストラン」という活動を行いましたが、地域おこし協力隊員の小寺さんや、地元の飲食店の松屋さんなど地元の方にもイベントの準備に積極的にご参加いただけたので、この流れをさらに若い地元の方にも広げたいと思います。
最後になりますが、一戸町の観光・地域活性化のビジョンについてお聞かせください
町長:道の駅の建設を引き続き進めていき、御所野とともに町外に発信していきたい。子育て世代の支援をしていき、子供がスポーツや文化に親しむ町にしたい。移住促進も各自治体取り組んでいる中、差別化が大変だが継続して取り組んでいきたい。地場産業の振興やインフラ整備も継続課題です。観光については、平泉など岩手県内の世界遺産とも連携して、県内で一泊してもらうような取り組みも検討したいと考えてます。
梅垣:我々民間としても、アイデアなどは積極的に町に相談、ご提案したい。
町長:どのようなルートであれ、真摯に受け止め対応していきたい。ぜひ引き続きよろしくお願いしたい。
梅垣:ありがとうございます。ぜひそのようにさせていただきます。こちこそ引き続きよろしくお願いいたします。
本日はお忙しい中お時間いただきまして、誠にありがとうございました。